ソウル
料理の特徴 : 食べ物の大きさを小さくして、きれいな模様で見た目を楽しみ、多くの種類を少しずつ作る特徴がある。
代表食べ物 : 汁物ご飯、平壤冷麺 、ユッケジャン、ソルロンタン、魚腹錚盤 、コリコムタン、牛肉の薄焼き、咸興冷麺 、鶏の煮こみ、カルビチム、ソドルチゲ、クチョルパン、薬食、甘酒、結球白菜キムチ, ナバックキムチなど。

武橋洞の平壤冷麺ピョンヤン・ネンミョン)
冷麺といえば平壤。冷麺は韓国の人たちの一般通念になっているほど有名な食べものである。武橋洞にある有名な「南浦麺屋ナムポミョンオック」は、特に昼食時には門前に列をつくっているほどの盛況ぶりである。冷麺を注文すると、汁のたっぷり入ったトンチミ・キムチと、それうえ茶碗にユックス(冷麺につかうダシ汁)をお茶代わりに出してくれる。ユックスを飲んでいる間に、冷麺が運ばれてくるが、小さな洗面器のようなステンレスの容器の中に、冷麺の玉がとぐろを巻き、その上に、梨、豚肉のチャーシュウ、ゆで卵の半かけら、水で洗った白菜キムチ、または、胡瓜の塩もみをのせてある。もちろん、氷の塊りも。まず、酢と醤油を適当に冷麺の汁の中に入れて好みの味をつけ、芥子も入れる。それから箸を両手に持って麺玉をほぐすのであるが、この玉の条が長くて食べにくい時には「アガッシ」(姐えちゃん)に頼んだら、大きな裁ちばさみをもって麺の玉をチョキチョキ裁断してくれる。日本の韓国料理屋で出る冷麺とは、内容も味も根本的に違うことを知るぐらい美味しい。(冷麺に関してのもっと面白く、詳しい内容はカテゴリのうち、”韓国名物料理”をご参考下さい)

変わった名前の魚腹錚盤オボックチェンバン)
この「魚腹錚盤オボックチェンバン」を扱っている、武橋洞の有名な「南浦麺屋ナムポミョンオック」を訪ねた。
平壤の名物料理の「オボックチェンバン」を注文しますと。直径50cmになる銅の丸盆の中に、牛の腹の皮脂、肉(牛肉の助肉を煮て薄く切ったもの)、それに春菊、ゆで卵の切身、葱、松の実などを肉の上に見栄えよくのせて、その上から熱い肉水(牛肉のダシ汁)をザァッとかけてくれる。盆の中央にはこれらの具をつけて食べる酢醤油を入れた小さな深皿がのっている。これが魚腹錚盤(オボックチェンバン)料理である。このお盆の寄せ鍋を食べて、体がポカポカしたところで、冷たい「平壤冷麺」を食べると、ひと味変わったもの。
(魚腹錚盤に関してのもっと面白く、詳しい内容はカテゴリのうち、”韓国名物料理”をご参考下さい)

ソウルで再現された、五荘洞の咸興冷麺(ハムフン・ネンミョン)
咸興冷麺(ハムフン・ネンミョン)について、この冷麺の本場のようにいわれている咸興では「冷麺」とは呼ばずに、フェクックス(刺身麺)と称しているようだ。本場、咸興式冷麺を再現しているところがソウルにもある(ソウル市中区五荘洞)という。ある程度予想はしたのですが、こんなに辛い味の麺は初めてである。大きなステンレスの容器の中にとぐろを巻いた麺の上に真っ赤な唐辛子味噌がどかっと盛られて、その傍らに刺身ならぬ豚のチャーシューを千切りにしたのが他の具とともに添えられていて、葱のみじん切りが散らされているだけ。箸を両手にもって、これで麺玉をほぐしながら麺を混ぜていると、従業員が大きな裁ちばさみをもってきて麺玉を短く食べやすいように、チョキチョキ切ってくれる。(咸興冷麺に関してのもっと面白く、詳しい内容はカテゴリのうち、”韓国名物料理”をご参考下さい)

鷺梁津水産市場のあら炊き
鷺梁津(ノリャンジン)はソウル市民の台所を背負っている水産市場。いうなれば魚河岸。ソドルというのは、鮮魚の肉だけを刺身にそぎとったあとの残り、つまり、骨、頭、皮、尾っぽなどの総称で、日本語の「アラ」にあたる。
昔から、魚頭肉尾、魚頭一味などというような言葉があるように、魚の一番美味しいところが頭の部分である。
特に、刺身用の主流ともいうべき、鯛、平目などは値段の高い高級鮮魚の部類に属しているけれど、特に頭の部分が美味であるということにおいてはトップクラスである。この頭に、卵、白子、腹わたなどを一緒に入れて、唐辛子味噌をたっぷり加えて煮た辛い「アラ炊き」を作ると、その美味しさは格別…。これに、春菊か芹をそえるとなおのこと美味満点、汁たらたらということ。鷺梁津水産市場の地下街から2階までは、食堂がびっしりと入っており、市場に買出しに来た男女を問わず、大入り満員の盛況である。この「ソドルチゲ」の作り方は他のチゲ作りと変わったところはないが、材料が新鮮であることと、もう一つは、春菊とか芹などで魚の臭みを除いてもらうこと、薬味に使う唐辛子味噌、ニンニク、葱などを上手に使ってもらうこと等が特徴なのた。

誰もが好んで食べる、ソルノンタン(雪濃湯)
雪濃湯(ソルノンタン)は現在、韓国人の誰もが好んで食べる大衆料理の一つである。雪濃湯は、牛一頭分の皮と汚物を取り除いて、丸ごとの牛を頭から尾まで八等分に割き、内臟も含めて大釜の中に入れて、夜明け頃から夜半まで煮込むのである。煮汁の中からアクガ泡立ってくると、ザルで汲み取ってから、煮汁を二番釜、三番釜に移して再び煮はじめる。じかんがたつにしたがって汁は乳白色に変わってしまう。これで雪濃湯は出来上がる。煮ながらだしをとった味付けは食べる人が自分で塩、胡椒などで加減する。そのため、雪濃湯を出す時は、塩、胡椒などの薬味とカクトゥギを一緒に出すのである。(雪濃湯 関してのもっと面白く、詳しい内容はカテゴリのうち、”韓国名物料理”をご参考下さい)